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CAD達人への道/AutoCAD LT97の新機能紹介/
DWFで図面リストを作成する



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DRAWING FILES LIST








 DXFの書き出しは、図面の内容が確定した実施設計が完了した時点で行うことがベストであろう。 40ファイル分のDWFの書き出しでも20分もあれば完了するため、さほど手間が掛らないものである。 次に、HTMLのタグをいろいろ組み合わせて、CADデータの一覧表を作成する。 HTMLの作成については、CADの知識以外にいわゆるホームページを作成する知識が要求されるが、市販のマニュアル等を参考にすれば、特別難しいことではないはずだ。 最初から凝ったページを作ろうと張り切りすぎて、途中で挫折するより、単純なものからだんだんと発展させる。 このHTMLの作成も、実施設計中にまとめたCADデータのリストなどを旨く活用すれは、さほど手間がかかるものではない。
 一般的に、本人が作成した図面は、内容もファイル名も十分理解しているが、別の人が作成した図面の内容については、結構知らない部分が多いものである。 ましてや、全く別のプロジェクトの図面にいたっては、見たこともないというのが、一般的である。 このことは、組織全体にとっては大きなマイナスである。 試行錯誤を重ねた図面が、すぐそばにありながら、その知識と技術をみすみす見逃してしまうことになる。 同じ内容の検討を、別の人が、また一から繰り返すという悪循環が生まれる。 これは、大なり小なりどんな会社についてでも、共通して言えることである。
 また、一度書いた図面を繰り返し活用できることが、CADの特徴であるが、なかなかそれが旨くいかない場合が多く、それは、どこにどんな図面があるか、解らないために発生する問題である。 手書きで図面を作成していた時も、図面庫に入ってしまった図面は、二度と日の目をみないという本質的なところでは、なんら変わっていないものである。
 DWFの一覧表は、イントラネットでしだいに大きな効果をもたらしはじめている。 長く継続していけば、その効果はもっとはっきりしてくるはずである。