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CAD達人への道/AutoCAD LT97の新機能紹介/
Oスナップの設定



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Command:DDOSNAP








 Oスナップは、使い慣れると手離せなくなる機能のひとつ。 カーソルがオブジェクトの特定部分を捕まえる機能であり、コマンドを実行した後に使用する。 定常Oスナップの設定で、その特定部分を選択しておけばよい。
 今回追加されている機能として、作図中にOスナップがオブジェクトのどの部分を捕まえにいっているかが識別できるようになっている。 たとえば、端点を認識している時は「□」が表示され、交点を認識している時は「×」が表示されるといったぐあいである。
 定常Oスナップの設定で、どこを指定しておくかは、各自自由に設定できるものの、社内でさまざまな設定が混在すると、自分以外の作成した図面を修正したりする時、間違えが生じやすい。 また、欲張ってあまり多く設定しすぎると、スナップがオブジェクトのどこを捕まえにいったか混乱するので、「端点」と「交点」と「挿入基点」の3つの選択が実用的でをお勧めできる。
 もう一つおもしろい追加機能がある。 オブジェクトがたくさん集中している時、Oスナップが別のオブジェクトを捕まえてしまう場合がある。 こういった場合は、一旦作業を中断し、今度は注意深くオブジェクトを捕まえるか、または、ズームしてオブジェクトを捕まえやすくする必要があった。
そういった意味で、マーカーの四角は、かなり小さくしておき、こみいった図面でも、的確にオブジェクトを選択する傾向にあった。 新しい機能を活用するために、マーカーの四角は大きくする。 以前とは、全く逆の発想である。 マーカーの四角のなかに含まれるオブジェクトのある部分を捕まえる際、「TAB」キーでオブジェクトをが順番に選択されていき、目的のオブジェクトの時に確定ができる。